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能力を磨けば上に行ける…は幻想かもしれない
「能力を磨けば上に行ける」なんて信じていませんか?
もしあなたが日本の組織で昇進したいなら、**本当に磨くべきは“ゴマすりスキル”**かもしれません。
本稿では、「迎合」や「阿り」といった行為が、なぜこれほどまでに出世に効果的なのかを、いつもの通り『理屈コネ太郎』の独断と偏見で語ります。あくまで一私見ですので、「ふぅ~ん、そんなもんかねえ」程度に受け流していただければ幸いです。
昇進は「実力」より「ゴマすり」で決まる
日本の組織(以下、単に「組織」)で昇進を目指すなら、
**最も重要なのは「評価者である上司の印象」**です。
上司が「コイツを引き上げよう」と思うかどうか──
それが全てです。
だからこそ、機嫌をとる、耳障りのよい報告をする、媚びる、ヨイショする。
こうした対上司コミュニケーション能力が出世には直結します。
それは決して「仕事ができる証拠」ではありませんが、
一つの会社に長くいる分には極めて有効な戦術です。
なぜゴマすりが評価につながるのか
それは、日本の組織文化に「本質的な能力評価」という土壌がないからです。
人を評価する立場にいる中間管理職の多くは、
自分自身も過去にヨイショと愛嬌で階段を昇ってきた人たち。
つまり、そういった「評価のメガネ」でしか他者を見られない。
機嫌をとるのが上手い → 見どころがある
よく喋る → コミュ力が高い
忠実で従順 → 将来性あり
こうして本来の能力とは関係のない指標で、人の序列が決まっていくのです。
出世に必要な能力の序列とは?
『理屈コネ太郎』の経験則によれば、
組織における昇進に必要な能力の優先順位はこうです:
迎合・阿りスキル ≫ 業務遂行能力 ≧ 同僚との協調性
驚くかもしれませんが、実際にはこれくらいの差があります。
いくら業務遂行能力が高くても、上司に気に入られていない人は評価されにくい。
逆に、同僚との関係がギクシャクしていても、上司にだけは愛想がいい人が昇進する。
これは、上司の視点から見れば当然でもあります。
だって「自分の手柄」を支えてくれそうな人を引き上げたくなるものです。
組織で昇進したければ、これだけは心得よう
✅ 学歴は足切りに過ぎない
学歴社会と呼ばれた時代もありましたが、
今や出身校は足切り要素でしかなく、実質的な評価軸にはなっていません。
しかし、ここに落とし穴があります。
足切りを突破した後、誰がどうやって評価されるのか?
その答えが、「人事評価の文化が存在しない組織」では──
声が大きい
容姿が整っている
上司と学閥が同じ
上司の前でだけ立ち回りがうまい
といった極めて非本質的な要因で決まってしまうのです。
「実力で上がる」ための現実的な選択肢
「真面目に成果を出していれば、いつか見てくれている人がいる」
──それは、希望としては美しいですが、現実はそう甘くありません。
もしあなたが、迎合の才能がなく、それでいて
能力もあるのに評価されないと感じているなら、取るべき選択肢は限られます:
転職・起業など外部に打って出る
波風立てずに社内に静かに居残る
誰も否定できないほどの圧倒的成果(KO勝利)を出す
他の誰かが起こす“クーデター”に便乗して評価構造をひっくり返す
ただし、④は運任せですし、③は相当な力量と体力が必要です。
結局のところ、内的成果+阿りスキルの両立が、
最も確実かつ穏当な昇進ルートだという現実を受け入れるべきなのかもしれません。
まとめ|組織で生きるには、戦略がすべて
組織で昇進したいなら、
業績もそこそこ
同僚ともそこそこ
そして何より上司とだけは“非常に仲良く”
この三拍子をそろえることが重要です。
ゴマすりが不得意で、どんなに優秀でも協調的でも、
後輩に抜かれることもある。
その現実に、怒るよりも、受け入れたうえで戦略的に振る舞うほうが賢明です。
覚えておきましょう:
組織で上に登るのに重要なのは、
迎合スキル ≫ 能力 ≧ 協調性、である。
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