本記事では、『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン(Star Trek: Deep Space Nine、DS9)』全7シーズンのストーリーを簡潔に振り返ります(ネタバレあり)。DS9は群像劇と長期的なストーリーアークが特徴であり、シーズンごとの変化を知ることで物語の奥行きがより鮮明に見えてきます。
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■ シーズン1(1993年) カーデシアによる占領から解放されたばかりの惑星ベイジョーに、宇宙艦隊司令官ベンジャミン・シスコがDS9司令官として赴任。謎のワームホールと、その中に住む“預言者”との接触により、シスコはベイジョーの宗教的象徴“エミサリー”に選ばれる。シリーズの基盤となるキャラクター紹介と、宗教・政治・信仰の対立構造が描かれる。シーズン1各話のアラスジ【ネタバレあり】はコチラをクリック。
■ シーズン2(1993–1994年) ベイジョー内部の政情不安、カーデシアの策略、民間武装勢力“マキ”の登場により、連邦とベイジョーの関係が揺らぐ。預言者の預言やオーブの啓示が重要な要素となり、宗教と国家のせめぎ合いが本格化。シリーズの世界観が深まり、複数の長期アークが始動する。シーズン2各話のアラスジ【ネタバレあり】はコチラをクリック
■ シーズン3(1994–1995年) ドミニオンという新たな銀河勢力が登場。ガンマ宇宙域の探査をきっかけに、連邦・クリンゴン・カーデシアそれぞれが警戒を強める。オブシディアン・オーダーとタル・シアーの共闘など、諜報戦の緊張も増す。ワームホールが銀河全体に及ぼす影響が強調され、物語は一層シリアスに。シーズン3各話のアラスジ【ネタバレあり】はコチラをクリック
■ シーズン4(1995–1996年) クリンゴン帝国の攻撃的政策により、連邦との同盟関係が崩壊寸前に。ワーフがDS9に着任し、クリンゴン内政と連邦の緊張緩和に貢献。個々のキャラクターの掘り下げと、ベイジョーの宗教・政治のバランスにも焦点が当たる。ドミニオンの存在が背後に影を落とし続ける。シーズン4各話のアラスジ【ネタバレあり】はコチラをクリック
■ シーズン5(1996–1997年) ドミニオンがカーデシアと同盟を結び、ガンマ宇宙域からの脅威が現実化。連邦はワームホール封鎖を決断し、戦争の火種が着火する。ジェイクの戦場報道、預言者のビジョン、複数の宗教的啓示が物語を大きく動かす。シリーズの転機となるシーズン。シーズン5各話のアラスジ【ネタバレあり】はコチラをクリック
■ シーズン6(1997–1998年) ドミニオン戦争が本格化。DS9が一時カーデシア=ドミニオン連合に占領され、シスコたちはレジスタンスとして戦う。キャラクターそれぞれが大きな試練に直面し、ガラックやダマールらの成長も描かれる。戦争と信仰、個人と使命が交差する濃密な展開。シーズン6各話のアラスジ【ネタバレあり】はコチラをクリック
■ シーズン7(1998–1999年) ドミニオン戦争の最終決戦と、シスコの“預言者”としての運命がクライマックスを迎える。ガル・デュカットとパー・レイスの脅威が現実となり、ベイジョーと銀河の未来がかかった戦いが繰り広げられる。最終話“涙の川”は、キャラクターたちの旅路の終着点として感動的な締めくくりを見せる。シーズン7各話のアラスジ【ネタバレあり】はコチラをクリック