【第2階層】物語を決定的に転換させる主要人物
マァム
物語中の立場
戦士であり僧侶であり、仲間を支える実務的中核。
「戦う理由」を感情ではなく行動で示す存在。物語初登場時の立場
アバンの弟子。僧侶として仲間を回復・支援する役割を担う少女。最も関連深い人物と関係性
ポップ
→ ポップの臆病さと成長を最も近くで見続けた存在。
叱責と信頼を通じて、彼の覚悟を引き出す“現実側の支点”。
ヒュンケル
物語中の立場
元敵将から味方へ転じた人間の戦士。
「憎しみからの解放」や、間違いを犯した人間
というテーマを体現する存在。物語初登場時の立場
魔王軍六大師団長の一人。
かつての師アバンと人間への強烈な憎悪を抱く暗黒騎士。最も関連深い人物と関係性
アバン
→ ハドラーの姦計によってヒュンケルに憎悪されてしまうが、同時に生き方の基準となった存在。
ヒュンケルの葛藤は「アバンの教えをどう受け取るか」に集約される。
レオナ
物語中の立場
王女であり、政治的・戦略的判断を担う統率者。
ダイ一行の行動を「世界側」から正当化する存在。
アバンから直接指導は受けていないが、
フローラの任命によりアバンの使徒のひとりに加わる。物語初登場時の立場
パプニカ王国の王女。
魔王軍に国を滅ぼされ、復興を誓う立場。最も関連深い人物と関係性
ダイ
→ 戦う力を持つ者と、それを世界のために使う意味を与える者。
レオナはダイに「守るべき現実」を具体化する役割を持つ。
クロコダイン
物語中の立場
武人としての誇りを持つ元敵将。
仲間の盾となり、最前線で耐え続ける“信頼の塊”。物語初登場時の立場
魔王軍六大師団長の一人。
力こそ正義と信じる獣王。最も関連深い人物と関係性
ダイ
→ 力に溺れない姿を見せたことで、クロコダインの価値観を覆した存在。
敗北を「屈辱」ではなく「学び」に変えた相手。
バラン
物語中の立場
竜の騎士であり、ダイの父。
「血統」「使命」「父性と破滅」を背負った悲劇的存在。物語初登場時の立場
魔王軍六大師団長の一人。
人間を憎み、竜の力による人類抹殺と世界の浄化を目指す。最も関連深い人物と関係性
ダイ
→ 守るべき息子であり、同時に越えられなかった存在。
バランの生き様は「父として、戦士として、何を選ぶか」という問いに集約される。
【第3階層】魔王軍の構造と思想を担う中核人物
フレイザード
物語中の立場
魔王軍六大師団長の一人。
魔王ハドラーの禁呪法によって生み出された魔物。
そのため、フレイザードにはハドラーの性格が強く反映されている。
生まれながらに強大な力を持つが、思想も信念も持たない「使い捨ての兵器」。物語初登場時の立場
ハドラーの配下。
圧倒的な戦闘力と破壊衝動を誇示する存在として登場する。最も関連深い人物と関係性
ハドラー
→ 創造主であり、同時に利用者。
フレイザードはハドラーの「力への執着」と「成果主義」の歪みを体現する存在であり、
その最期はハドラー自身の在り方を問い返す鏡となる。
ミストバーン
物語中の立場
物語途中までは魔王軍六大師団長の一人として振る舞うが、実際には大魔王バーンの全盛期の肉体を秘匿し主語するガス状の生き物。この事実はミスト本人と大魔王しか知らない。物語初登場時の立場
無口で冷静な将。
他の師団長とは一線を画す、異質な存在として描かれる。最も関連深い人物と関係性
バーン
→ 凍れる時の秘法で老化をとめた大魔王バーンの全盛期の肉体を秘匿し守るのがミストバーンの本来の役目だった。
ザボエラ
物語中の立場
魔王軍六大師団長の一人。
戦闘力ではなく、姦計と策略と保身によって地位を保つ知略型幹部。物語初登場時の立場
老獪な魔導士。
正面戦闘を避け、裏から状況を操る存在として登場する。最も関連深い人物と関係性
ハドラー
→ 利用し、取り入り、見捨てる対象。
ザボエラはハドラーを「上司」ではなく「踏み台」と見ており、
魔王軍における忠誠の空虚さを象徴する存在。
【第4階層】思想と生き様を補強する重要人物
― 主題を横から照射する存在 ―
ヒム
物語中の立場
本来は大魔王バーンが所有するオリハルコン製のチェスの駒。ハドラーの禁呪法によって戦士として生み出された。その際のハドラーの精神性を反映して、同じくハドラーの禁呪法で生み出されたフレイザードととは全く異なる精神性の持ち主。ハドラーなきあと意志を獲得した金属生命体として、ダイの一行に入る。物語初登場時の立場
バーン配下の無感情な戦闘兵器。
命令に忠実な存在として現れる。最も関連深い人物と関係性
ハドラー
→ 主君であり、生き様を学んだ相手。
ヒムはハドラーの「誇りを取り戻す姿」を見て、初めて“意志”を持つ。
アルビナス
物語中の立場
ヒムと同様の出自。バーン直属の親衛隊長格。
知性と忠誠を兼ね備えた冷徹な指揮官。物語初登場時の立場
チェス軍団の統率者。
完全な忠誠を当然のものとして振る舞う。最も関連深い人物と関係性
バーン
→ 絶対的支配者。
アルビナスは「疑うことのない忠誠」がもたらす悲劇を体現する。
シグマ
物語中の立場
チェス軍団の騎士。
敗北の中で誇りを選び取る戦士。
自分に勝利したポップに、自身が愛用するシャハルの鏡を託す。物語初登場時の立場
ヒムと共通の出自。無感情な戦闘要員。
任務達成のみを目的とする存在。最も関連深い人物と関係性
ポップ
→ 敗北を通じて互いを認め合った相手。
シグマは「力ではなく誇り」を選ぶ姿をポップに託す。
フェンブレン
物語中の立場
ヒムと同じ出自。チェス軍団の攻撃役。
ハドラーの心中に残る器の小ささが反映されたオリハルコンの戦闘者。
忠誠と暴力を混同した存在。物語初登場時の立場
破壊衝動を前面に出す戦士。
思考よりも力を優先する。最も関連深い人物と関係性
バーン
→ 崇拝対象。
フェンブレンは「考えない忠誠」がもたらす空虚さを示す。
ブロキーナ
物語中の立場
武の達人。マアムの神武流の師匠。
ダイたちに「力の使い方」と「覚悟」を教える導師。
かつてはアバンの勇者一行の1人だった。物語初登場時の立場
隠遁した達人。
戦いから距離を置く存在。最も関連深い人物と関係性
マアム
→ 神武流を授け、マアムがダイ一行の中で弱点にならないように鍛え上げる。
【第5階層】世界観・対比・物語の厚みを支える人物
― 世界構造を背後から規定する存在 ―
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冥竜王ヴェルザー
物語中の立場
冥界を支配する存在の一角。かつて大魔王バーンと覇を競い、「先に地上を支配した者に、もう一方が従う」という力関係に基づく盟約を結んでいた。しかしその後、竜の騎士バランとの戦いに敗れて封印され、直接行動できない立場に追い込まれる。
地上そのものを支配対象として欲していたため、地上を支配したうえで破壊しようとするバーンの構想は、本来の意図とは相容れなかった。物語初登場時の立場
すでにバランによって封印された存在。
物語中では直接姿を現さず、名と過去、そして間接的な影響のみが語られる。最も関連深い人物と関係性
バーン
→ かつて盟約を結んだ相手。盟約に従えば、地上を先に支配したバーンの行動を受け入れる立場にあった。しかし、バーンが地上を破壊する意図を明確にしたことで、ヴェルザーは結果的に盟約を破る意思を固める。
封印され外野に置かれたヴェルザーが取り得た最大限の手段が、キルバーンを送り込み、監視と好機を捉えたバーン暗殺を企図するという、間接的かつ姑息な介入だった。
ゴメちゃん
物語中の立場
物語終盤で神の涙と呼ばれるアイテムだと判明する。ポップより前からダイの仲間で世界の奇跡を象徴する存在。物語初登場時の立場
無害で可愛らしい生物。最も関連深い人物と関係性
ダイ
→ 無垢さと希望の象徴。出会った時のダイの願いをずっと叶え続けてきた存在。ダイの最後の願いをかなえるため、空中に雲散霧消する。
ノヴァ
物語中の立場
人類側の勇者の一人。ドラゴンの騎士であるダイと比較したら才能は限定的だが、勇者であろうとする意志を持ち続けた存在。物語初登場時の立場
自信過剰で視野の狭い井の中の蛙そのまま。最も関連深い人物と関係性
ダイ
→ 比較対象としての勇者。自らの限界と現実を突きつけられる相手。ダイの精神性に、自分の至らなさ通関する。
ロン・ベルク
物語中の立場
かつて最強の剣士であったが、自身の力に耐えうる武器が存在しないことを悟り、鍛冶師へ転じた人物。人の覚悟を形にする存在。物語初登場時の立場
孤高の鍛冶師。最も関連深い人物と関係性
ポップ
→ 才能ではなく覚悟を認め、真の力を引き出した相手。
チウ
物語中の立場
弱さを自覚した戦士。恐怖を抱えながらも前に進む存在。物語初登場時の立場
小心で臆病な獣人。最も関連深い人物と関係性
クロコダイン
→ 強さとは何かを学ぶ師であり、精神的支柱。
バダック
物語中の立場
一般人代表として戦いに身を投じた戦士。物語初登場時の立場
腕の立つ職人。最も関連深い人物と関係性
ヒュンケル
→ 命を賭ける覚悟と戦士の在り方を間近で見せた存在。
ニセ勇者
物語中の立場
勇者を名乗る凡人。物語における対照的存在。物語初登場時の立場
金と名声を求めて行動する自称勇者。最も関連深い人物と関係性
ダイ
→ 本物の勇者像を浮き彫りにする対比対象。
まぞっほ
物語中の立場
臆病な魔法使い。物語初登場時の立場
恐怖から逃げ続ける人物。最も関連深い人物と関係性
ポップ
→ 覚悟を持たなかった場合の、もう一つの可能性。
ガボ
物語中の立場
単純で直情的な戦士。物語初登場時の立場
力任せに振る舞う人物。最も関連深い人物と関係性
ニセ勇者
→ 勇者像の滑稽さを強調する組み合わせ。
フローラ
物語中の立場
カール王国の王女。勇者アバンに心を寄せていた人物。破邪の呪文ミナカトールを用い、地上側からバーンパレス攻略の糸口を作る作戦を構想・統括した存在。物語初登場時の立場
カール王国の王女。すでに死んだと思われていた。最も関連深い人物と関係性
ダイ一行
→ かつて想いを寄せたアバンの弟子たちに、知略と戦術を授け、地上側の責任を担った。
キルバーン
物語中の立場
バーン直属の処刑・監視役。冥竜王ヴェルザーの意を受け、状況次第では暗殺も担う存在。物語初登場時の立場
飄々とした道化的存在。最も関連深い人物と関係性
冥竜王ヴェルザー
→ 封印され直接介入できないヴェルザーが、大魔王バーンへの最大限の間接手段として送り込んだ暗殺・監視役。当サイト内他の記事へは下記より
