喫煙や副流煙、化学物質過敏症、アルコール依存症にスマホ依存症。身体的な意味での疾病と社会事象としての逸脱が相互に作用しあっている人間社会。 医療は社会事象のひとつであると捉えないわけにはいかない。 医療を社会事象のひとつ… 続きを読む 中川輝彦 黒田浩一郎編著 『よくわかる医療社会学』
カテゴリー: 書籍
理屈コネ太郎が「へえ~」となった書籍をリストにしてみました
『理屈コネ太郎』が実際に読んでみて「へえ~」と思った内容のある本をリストにしてみました。 他に何もやる事がないときには、ものはためしに、どれかを読んでみてはいかが? これまでの疑問が解決したり、今後の成長のヒントが得られ… 続きを読む 理屈コネ太郎が「へえ~」となった書籍をリストにしてみました
司馬遼太郎著『龍馬がゆく』
いつものように間違いがあってもスルーでお願い。 司馬遼太郎の『龍馬がゆく』は知らぬ人がいない程の名作だ。数多ある明治維新物語群のなので、ダントツの知名度である。本作の面白さは本物! 『理屈コネ太郎』も本作を読んで胸を焦が… 続きを読む 司馬遼太郎著『龍馬がゆく』
タルコット・パーソンズ著『社会体系論』
タルコット・パーソンズ(1902~1979)はアメリカ合衆国の社会学者。長年、名門ハーバード大学で教鞭をとっていた。彼の著作は多いがここでは『社会体系論』(原著は、The Social System 1951)を紹介した… 続きを読む タルコット・パーソンズ著『社会体系論』
小室直樹著『経済学をめぐる巨匠たち』
komuroとキーボードを叩くと、tetsuyaではなく自然とnaokiと指が動く。それほど、小室直樹(Wikipedia『小室直樹』の頁を開く)は私にとって影響大なる人物だ。私にとって私淑という言葉がぴったりの対象であ… 続きを読む 小室直樹著『経済学をめぐる巨匠たち』
H.E.シゲリスト著『文明と病気』上下
医学は自然科学だけではなく、社会科学の側面を併せ持つと気づかせてくれた本。 著者Henry E. Sigerist は1981年にパリで生まれたスイス人の医学史家である。スイスでM.D.取得ののち、医学史研究の道に進んだ… 続きを読む H.E.シゲリスト著『文明と病気』上下
エリオット・フリードソン著『医療と専門家支配』
私『理屈コネ太郎』が医療を社会現象として捉える契機となった本を紹介したい。エリオット・フリードソン著『医療と専門家支配』 原著はElliot Freidson, Professional Dominance: The S… 続きを読む エリオット・フリードソン著『医療と専門家支配』
現代医療の原点を探る「百年前の雑誌『医談』から」
前田久美江編著によるこの本は、実に考えさせる内容ばかりである。百年前の雑誌『医談』に収載された内容を紹介しているのだが、その内容が今日の医療業界の問題点としてそのまま通じる事柄が多いのだ。 患者や一般の人たちの視点から見… 続きを読む 現代医療の原点を探る「百年前の雑誌『医談』から」
赤ひげは町医者ではない|山本周五郎『赤ひげ診療譚』を考察
赤ひげは町医者ではない 唐突だが、赤ひげは「個人経営の開業医」ではない。個人経営の開業医とは、自らの資金繰り・経営責任を背負いながら、地域に根ざして医療サービスを提供する立場である。 だが、『赤ひげ診療譚』に登場する新出… 続きを読む 赤ひげは町医者ではない|山本周五郎『赤ひげ診療譚』を考察
ミッシェル・フーコー著『臨床医学の誕生』
もう30年くらい前、ミッシェル・フーコー著『臨床医学の誕生』という本に出会った。何度挑戦しても途中で挫折する本だ。正直に言うと、まだ通読できた事は一度もない。(ミッシェル・フーコーについては『ミシェル・フーコーという問い… 続きを読む ミッシェル・フーコー著『臨床医学の誕生』