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医療の質は「判断の過程」に現れる
ここでいうスキルとは、超高難度の手術技術などではありません。
標準的な医学知識を継続的に更新している
自分の対応可能範囲を理解している
必要に応じて他の医療機関へ紹介できる
といった、臨床判断の適切さを指します。
このスキルは、結論ではなく
👉 判断の過程
に現れます。
本記事では理想的な医師像を整理します。具体的な見分け方は別記事この医者は危険?見極める5つのサインと失敗しない対処法を参照してください。
好感度とスキルは別の軸である
好感度は
話し方
態度
共感の示し方
といった要素で決まります。
一方でスキルは
症状の整理
判断の理由
経過に応じた更新
に現れます。
👉 多くの場合、好感度とスキルは違う尺度で評価される別の要素です。
両方を満たす医師の特徴
好感度とスキルを両立している医師には、共通点があります。
① 症状を医学的に再構成しつつ説明できる
情報を整理し
医学的な意味に変換し
それを患者に分かる形で説明する
👉 「翻訳」が成立している
② 判断の理由を簡潔に共有できる
なぜその検査をするのか
なぜその治療を選ぶのか
を過不足なく説明できる
③ 状況に応じて判断を更新する
経過に応じた見直し
前提の修正
👉 固定的ではない
④ 限界を認識し、紹介ができる
自分の専門外を認める
適切な医療機関へ繋ぐ
👉 これはスキルの一部
⑤ 質問への応答の「処理の仕方」が適切である
疑問がある場合は、簡潔に質問してみることも有効です。
このとき重要なのは、質問の内容そのものよりも、
それに対する医師の応答の仕方です。
質問を遮らずに受け止めているか
要点を整理して回答しているか
分からないことを無理に断言していないか
といった点を観察します。
多忙な医師の場合、回答が簡潔になったり、話すスピードが速くなることはあります。
しかしそれと、
露骨に不機嫌になる
質問自体を否定する
説明を放棄する
といった反応は別問題です。
なお、ここでいう質問は、診察内容に関連した適切なものである必要があります。
見極めるための実践ポイント
初診で「説明の構造」を見る
再診で「判断の更新」を見る
必要に応じて質問し、応答の処理を観察する
👉 一回ではなく、経過で判断する
まとめ
好感度とスキルは別の要素であり、混同すると判断を誤ります。
しかし、
判断の過程
説明の質
更新の有無
応答の処理
を見ることで、
👉 両方を満たす医師を見極めることは可能です
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