富士スピードウェイはとにかくコース幅が広く、特に長いストレートと1コーナー(TGRコーナー)の攻略が難しいサーキットです。本記事では、GRヤリスで初走行した実体験をもとに、その難しさと走行のポイントを整理します。
2月に大雪で中止となった富士スピードウェイへの遠征走行会が、4月に再チャレンジ開催となった。貸し切り走行会なので、その時間に走行しているのはホームのサーキットの仲間ばかりなので、マシンの性能差がかなりある走行会だったのだが、譲り合いの精神でトラブルもなく、無事に多くの参加者が国際格式サーキットを堪能する事が出来た。
延期となった遠征走行会に関する記事は➡あの日いけなかった富士スピードウェイ ――1977年の積み残しを回収するために
初めて富士を走った印象は、とにかく広い。広すぎてどこを走っていいのか分からない程である。下記は公式HPに掲載されているコース図。

こんなに長い時間アクセル踏みっぱなしでエンジン大丈夫かな?と思うくらい長いストレートが終わって最初のコーナー(図中のTGRコーナー)が高速ストレートの直後に現れるため減速タイミングが遅れやすく、進入速度が高くなりやすい癖のあるコーナーである。注意して十分な体勢を作って挑まないと、コースアウトしてしまう。だが、富士はセーフティーゾーンが広いのでコースアウトしてもマシンを痛める心配もかなり小さい。

また当日は、Radical Japanが2台のマシンを持ち込んでくれて、有料だが希望者にレンタルして試乗できるという機会もあった。
純粋にサーキット走行のためだけに作られたマシンは、ブッシュ類がほぼ存在せずに、サスペンションは写真の通りピロボール構成であり、走行感覚はまさに変速機構と空力デバイスを持つカートである。痺れるほど強烈なコーナリングである。レーシングマシンの乗り味とはこういうものなのか…と体感できたのは実に有意義であった。
そしてもうひとつ。
ホームサーキットで多少タイムを短縮できたくらいでは、他所のサーキットでは通用しない事もよくわかった。当たり前だがコースレイアウトが違う、路面のμが違う、気温も湿度も違う。戦術と戦略の全てが違う。
とても良い勉強になった。
あー、楽しかった。
ホームサーキットのタイム短縮経過については➡サーキット走行でのタイム変化の記録【閲覧用】
