新しい趣味を始めるとき、
道具選びに迷うのはよくある事です。
この記事では、
ボート、ヨット、クルマ、SUP-Foil、ドローン、釣り、カメラなど、
多様な遊びでさまざまな道具を実際に使って遊んできた理屈コネ太郎が、
同年代のシニアに向けて、
経験を通して獲得した「初めての道具の選び方についての考え方」を共有します。
最初の道具選びで何に悩み、どこでつまずきやすいのかについては、
どんな趣味にも共通する部分があると感じています。
特定商品のインプレッションではありません。
また、本記事で述べる内容は、あくまで私自身の私見です。
新しい趣味を始めるとき、多くの人が最初に悩むのが道具選びです。
価格を抑えて、
まずは安いもので様子を見るべきか。
こうした迷いを持つのは、ごく自然なことだと思います。
ただ、少なくとも未経験者にとっては、
価格だけを理由に中〜下位モデルの道具で様子を見るという選択は、
あまり合理的ではないと私は考えています。
この記事でお伝えしたいことは一点です。
最初の道具だけは、
アドバイザーお薦めの商品を、
保証と修理体制を含めて上位モデルで買う。
できれば最上位モデルが望ましい。
以下、その理由を順に整理します。
Contents
未経験者が持てるのは、妄想に近い願望だけ
「こういうことをやってみたい」
「こう使ってみたい」
こうした希望は、
必ずしも自分の内側から自然に湧き上がったものとは限りません。
多くの場合、たまたま目に触れた雑誌や動画、他人の体験談から得た印象を、
自分なりに頭の中で再構成したものです。
未経験者が持てるのは、
不十分な情報に基づいた妄想に近い希望だけです。
これは否定的な意味ではありません。
未経験である以上、そうならざるを得ないからです。
重要なのは、
その希望を切り捨てずに扱ってくれる
アドバイザーのいる店舗を探すことだと思います。
アドバイザーに求めたいこと
ここでアドバイザーに期待するのは、
親切さや共感、寄り添いといった態度ではありません。
こちらの希望を字義通りに受け取り、
「その条件であれば、この商品が該当します」
と整理して提示してくれる能力です。
希望を勝手に補完しない
背景の意図を過剰に読み取らない
自分の価値観を押しつけない
その代わり、
言われた条件を条件として扱い
現実的に成立する選択肢を示す
それだけで十分だと考えています。
そのアドバイザーが販売員であっても構いませんし、
売上に応じたインセンティブがある店舗でも問題ありません。
他人の知識と判断を借りる以上、
対価が発生するのは自然なことだからです。
ときどき、
「売る側なのだから、自分の利益のために勧めているのではないか」
と感じて距離を置こうとする人もいます。
ただ、販売員やアドバイザーは、
まさに「売る」という役割を担っている人たちです。
その立場を隠して振る舞っているわけではありません。
むしろ、
役割とインセンティブが明確であるからこそ、
こちらも前提条件を共有したうえで、
率直に質問し、判断材料を引き出すことができます。
自分が他人の知恵や技術を借りる場合には、
その人が自分に良い仕事をしたくなるように自分が振舞うのが客としての極意です。
その辺の所は関連記事➡横柄な客は損をする|もてなされる“客の行動”とは?に詳述しましたので、
お時間ある際にご参照下さい。
その意味で、
理屈コネ太郎にとっては、
売り上げを立てたい、インセンティブを獲得したいという意図がはっきりしているアドバイザーの方が、
かえってやり易いと感じています。
買って使うフェーズ
アドバイザーから提示された商品については、
経済的に無理がなければ、そのまま購入します。
この段階で、
価格を抑える目的で中位モデルや下位モデルに落とすことは、
私はあまり選びません。
なぜなら、未経験の段階では、
どの性能が後から欲しくなるか
どの制約が致命的になるか
どこまでが許容範囲なのか
が、まだ分からないからです。
中〜下位モデルを選ぶと、
後から出てきた欲や不満に、道具が対応できない
という場面が増えやすいと感じています。
初期状態を固定するという考え方
購入の意思を明示したうえで、
一人で遊ぶために必要な知識をまとめて質問します。
使用にあたっては、すべて自己責任です。
説明書を読む必要がないと感じれば、読まないこともあります。
その代わり、購入時に
使用できる状態までアドバイザーにセッティングしてもらいます。
これは、
認知負荷を下げること
「どの状態が初期状態なのか」を明確にすること
を同時に満たす、
一石二鳥のやり方だと考えています。
道具は、使用後の保守は行いますが、
使用中は遠慮せず、しっかり使います。
傷や汚れについても、特に気にしません。
リスク回避をしない、という意味
趣味の道具の使用において、
過度なリスク回避行動は取らないようにしています。
もちろん、
明らかに破壊や故障につながる行為は避けます。
たとえば、
ベアリングで摩擦を軽減する道具、
たとえば釣りにおけるリールを、
砂浜の上に直接置くようなことはしません。
これはリスク回避というより、
構造を理解したうえでの最低限の配慮だと思っています。
ただし、
破壊や損傷のリスクと修理コストを理解したうえで、
あえてそうした扱いをする場合もあります。
ソロで遊ぶ理屈コネ太郎にとって、
そうしなければ事態が進展しない場面は、決して稀ではありません。
そこはコストベネフィットのバランスです。
道具はあくまで道具であり、大抵は修理可能ですから。
道具を大切にし過ぎて、
愉しみの機会を逃すのは本末転倒だと思っています。
使って分かった問題の扱い方
使ってみて問題が出てきた場合は、
できるだけ同じアドバイザーに報告し、意見を聞きます。
問題は、概ね次の四つに分けられます。
使い方が間違っている場合
そういうものとして受け入れるしかない場合
設定変更で対応できる場合
当初の想定の外側に原因があり、別の道具が必要になる場合
説明を聞いたうえで、
正しい使い方を教えてもらう
そのまま使い続ける
設定変更を試す
別の道具の購入を検討する
この中から選びます。
上位モデルであれば、
設定や運用で吸収できる余地が広いと感じることが多いです。
中〜下位モデルで十分なのは、誰か
中〜下位モデルで十分なのは、
その遊びの道具について、
すでに十分な知識とスキルを持つ上級者だけだと思います。
上級者は、
必要な性能が分かっている
不要な機能を切り捨てられる
自分の遊び方が固定している
ため、最初から「足りる道具」を選べます。
未経験者には、それができません。
結論
この買い方は、
短期的には高くつくように見えるかもしれません。
ただ、
的外れな買い替え
道具不足による行き詰まり
原因不明の試行錯誤
といった探索コストを減らせる点を考えると、
長期的なコストパフォーマンスは高いと私は感じています。
結果として、
自分に必要な性能
不要だった機能
許容できる不都合
が、比較的早い段階で明確になります。
だから最初の道具だけは、
アドバイザーお薦めの商品を、
保証と修理体制を含めて上位モデルで買う。
できれば最上位モデルを選ぶ。
これは、私自身が多くの趣味を通じて辿り着いたやり方です。
