スター・ウォーズ観る順番の決定版|初心者におすすめの鑑賞順3パターン

初心者向け最短鑑賞順番で大体わかるスターウォーズ
初心者向け最短鑑賞順番で大体わかるスターウォーズ

この記事を読むと、自分の目的に合ったスター・ウォーズの「観る順番(鑑賞順)」が分かるようになります。


Contents

はじめに|スター・ウォーズの「観る順番」で迷っているあなたへ

「スター・ウォーズに興味はあるけれど、どの作品から観ればいいのかわからない」
「公開順? エピソード番号順? 結局どれが正解なの?」

そんな「スター・ウォーズ初心者」の方に向けて、この記事ではスター・ウォーズ作品をどの順番で観るのがベストかを整理します。

先に結論を書くと、筆者である理屈コネ太郎のおすすめは、

エピソード4 → 6 → 3 の3本だけ、まず観れば十分

です。

スター・ウォーズは『エピソード1〜9』の映画本編に加えて、スピンオフやアニメ作品も存在する一大シリーズですが、最初から全部を観る必要はありません。
むしろ、本記事で紹介する「3本+α」の考え方を知っておけば、シリーズの核心に最短距離で触れることができます。

この記事では、

  • 初心者におすすめの独自順「4 → 6 → 3」

  • 公開順で観るメリット・デメリット

  • エピソード番号順(時系列順)で観る場合の注意点

  • 後回しにしてもいい作品・スピンオフの位置づけ

  • 続3部作(7〜9)をどう扱うかという私見

を整理して解説します。


結論:初心者はまず「4 → 6 → 3」の3本からで十分

「スター・ウォーズを楽しめるかどうか」は、細かい設定よりも

  • 希望

  • 家族

  • 転落と贖罪

というテーマに触れられるかどうかにかかっています。

その意味で、初心者の方にはまず以下の3本を、この順番で観ることをおすすめします。

  1. エピソード4/新たなる希望(A New Hope)

  2. エピソード6/ジェダイの帰還(Return of the Jedi)

  3. エピソード3/シスの復讐(Revenge of the Sith)

この3本で、

  • ルーク・スカイウォーカーの成長と希望

  • ダース・ベイダーという存在の人間的な側面

  • アナキン・スカイウォーカーの転落と贖罪

というスター・ウォーズ世界の「核」を一通り味わうことができます。

ここから先を観るかどうかは、この3本を観たあとに決めれば十分です。


スター・ウォーズの観る順番は大きく3パターン

スター・ウォーズの鑑賞順は、ざっくり言うと次の3パターンに整理できます。

  1. 独自構成「4 → 6 → 3」(初心者向け・テーマ重視)

  2. 公開順(製作の歴史を追体験する順番)

  3. エピソード番号順(物語の時系列を優先する順番)

それぞれの特徴を見ていきます。


① 初心者におすすめの独自構成「4 → 6 → 3」

おすすめ順:

  1. エピソード4/新たなる希望(A New Hope)

  2. エピソード6/ジェダイの帰還(Return of the Jedi)

  3. エピソード3/シスの復讐(Revenge of the Sith)

なぜこの順番がいいのか?

ここで紹介するのは、わたし理屈コネ太郎が実際に視聴して、

「もっともスター・ウォーズの魅力が凝縮された3作品」
「スター・ウォーズの“核”が初心者にも分かりやすく伝わる順番」

だと感じた構成です。

この順番のポイントは、

  • まず「4 → 6」で、ルークを中心とした物語がひと区切りつく

  • そのあとに「3」で時間軸を遡り、アナキンが闇落ちする過程を見る

という、親子2世代の物語を“前後から挟み込む”構成になっていることです。

それぞれの作品のあらすじと魅力

エピソード4/新たなる希望(A New Hope)

最初に公開されたスター・ウォーズ映画であり、のちの全作品の出発点です。
もしこの作品が興行的に失敗していたら、以降の作品は世に出ていなかったでしょう。

そのため、この一作には

  • 観客の興味を引きつける仕掛け

  • 世界観の“エッセンス”

  • 少年の成長物語としてのわかりやすさ

がすべて詰まっています。

砂漠の星の少年ルーク・スカイウォーカーが、亡き父の背中を追い、謎の老人オビ=ワンに導かれながらフォースの存在を知り、ジェダイ騎士のように生きていこうと決意する物語です。

スター・ウォーズ世界の基本設定については、別記事「スター・ウォーズ世界の基本設定と魅力を解説」にまとめています。


エピソード6/ジェダイの帰還(Return of the Jedi)

エピソード4で張られた伏線がいったん回収され、物語が「ひとつの完結」を見せる作品です。

ここでの見どころは、

  • ルークの成長した姿

  • 無敵のダークヒーローとして描かれてきたダース・ベイダーの「人間性」の一端

  • 「父と子」「光と闇」の対立が、単なる勧善懲悪ではない形で描かれる点

です。

「4 → 6」と観ることで、スター・ウォーズの“表の物語”が一度きれいにまとまります。


エピソード3/シスの復讐(Revenge of the Sith)

そのあとで時間軸を遡り、エピソード3を観ると、

「なぜアナキンはダース・ベイダーになってしまったのか?」

という疑問に答える物語として機能します。

有り余る才能と豊な感受性を持ちながら、硬直し機能不全に陥ったジェダイ騎士団の中でもがき、心の隙につけ込まれて闇落ちしていくアナキンの姿は、多くの視聴者が感情移入できる「切なく悲しい落ちていく英雄の物語」です。

アナキンの心情については、別記事「仮面の奥の静寂:ダース・ベイダーの23年とその限界」に詳しくまとめました。


② 公開順で観る(1977年からの歴史を追体験)

映画としての進化や、観客がリアルタイムで体験してきた変化を味わいたい方には、公開順での視聴もおすすめです。

4 → 5 → 6 → 1 → 2 → 3 → 7 → 8 → 9

この順番のメリットは、

  • 1977年から始まったスター・ウォーズの歴史を、そのまま追体験できる

  • 特撮・VFX・物語の語り方が、時代とともに変化していく様子が見える

  • 「当時の観客がどう受け止めていたか」を想像しながら観られる

一方で、デメリットとしては、

  • 本数が多く、全部観るにはそれなりの時間とエネルギーが必要

  • 「とりあえず試したい」初心者にとってはハードルが高い

という点があります。

映画史・映像表現の変遷に興味がある方には魅力的な順番ですが、最初の一歩としては負荷が大きめです。


③ エピソード番号順(時系列順)で観る

物語の時間軸を大切にしたい人には、エピソード番号順(1 → 9)で観るという方法もあります。

1 → 2 → 3 → 4 → 5 → 6 → 7 → 8 → 9(7・8・9は後回しでも可)

この順番のメリットは、

  • 物語を時系列で理解しやすい

  • 家系や政治的な流れを「前から順に」追える

一方で、

  • 公開順を前提に仕込まれた「伏線と回収」の醍醐味が薄まる

  • 観客の「驚き」の多くが削がれてしまう

というデメリットがあります。

特に「父と子」「正体の開示」といった要素のインパクトが弱まるため、スター・ウォーズの面白さを最大限に味わいたい初心者には、あまりおすすめしません。


観なくてもOK/後回しでよい作品

スター・ウォーズをすべて観る必要はありません。
特に初心者の方は、次のような作品は後回しでも構わないと考えています。

  • エピソード1・2(物語の序盤ですが、冗長に感じる方も多い)

  • エピソード5(シリーズ随一の傑作とされますが、感情移入が難しい場合もあります)

  • エピソード7〜9(続3部作):旧作とのテーマ継承に断絶があり、シリーズの「核心理解」には必須ではない

「全部観ないとファンじゃない」ということは全くありません。
まずは、自分が面白く感じられる範囲で付き合ってみれば十分です。


スピンオフ&アニメ作品はいつ観るべきか

スピンオフやアニメ作品は、本編の“補講”として後から観ると深みが増すタイプの作品です。最初から必須ではありません。

● ローグ・ワン(Rogue One)

『エピソード4』直前の戦いを描いた実写映画作品です。
後から観ると、「あの一文の裏側には、こういう人々の戦いがあったのか」と感動が倍増します。

スター・ウォーズといえばフォースという不思議な力に目が行きがちですが、本作はフォースとはほぼ無縁な普通の人々が、圧政に抗う物語です。


● クローン・ウォーズ(アニメ)

闇落ち前のアナキンと、その弟子アソーカの関係性を通して、ジェダイの光と影が描かれます。

  • アナキンの人間性

  • ジェダイ騎士団の機能不全

  • 戦争と政治の構造

など、映画本編では描ききれなかった部分を補完してくれる作品です。

本作については「クローン・ウォーズは観るべき?|大人にこそ刺さる理由を元医師が解説」に詳しくまとめました。
アソーカについては「アソーカ・タノの選択|ジェダイを離れてフォースと共に生きる」にまとめています。


● 反乱者たち(Rebels)

フォースと信念をめぐる若者たちの成長物語です。
「フォースとは何か」「信じるとは何か」というテーマを、別の角度から掘り下げてくれます。

本作については「スター・ウォーズの核心 ― 『反乱者たち』が紡ぐ“フォース”の真実」に詳細をまとめました。


続3部作(7〜9)をどう扱うか|理屈コネ太郎の私見

エピソード7〜9は、それまでの作品群とは無縁なレイやカイロ・レンを中心とした続3部作です。

  • 旧作からのテーマやキャラクター継承において、驚くほど大きな断絶がある

  • 「スター・ウォーズ世界の本質」を理解するうえでは、必須とは言いがたい

というのが、筆者の率直な印象です。

シリーズの一部として観ると違和感が多い作品群ですが、「別の映画シリーズ」と割り切って観れば、それはそれで興味深い面もあります。

特にエピソード8は、映画ファンとしての興味をそそる要素が多く、
その点については別記事「スター・ウォーズシリーズ『最後のジェダイ』批評|議論と興行成績のギャップ」に整理しました。

初心者の方が最初にこれらを観てしまうと、シリーズ全体について誤解が生じる可能性があるため、本記事では視聴優先度を下げています。


Q&A|よくある質問

Q1:最初から全部観なくていいの?

→ はい、最初から全部観る必要はありません。まずは「4 → 6 → 3」の3本だけで十分です。スター・ウォーズの世界観が合わなければそこで離脱しても構いません。


Q2:エピソード1を飛ばしてもいいの?

→ 問題ありません。必要だと感じたときに後から補完すればよいと思います。


Q3:配信サービスで観られる?

→ 多くの作品が Disney+ で視聴可能です。レンタルやDVD/Blu-ray という選択肢もありますが、まずは配信がもっとも手軽でしょう。


まとめ|自分に合った「スター・ウォーズ鑑賞順」を選べばOK

スター・ウォーズに興味があるけれど、どの順番で観ればいいのか分からない──。
そんなときは、次のように考えてみてください。

  • とにかく“核心だけ”を最短で味わいたい人
    → 「4 → 6 → 3」の3本だけ観る

  • 映画史としての進化も含めて味わいたい人
    → 公開順「4 → 5 → 6 → 1 → 2 → 3 → 7 → 8 → 9」

  • 物語を時系列で追いたい人
    → エピソード番号順「1 → 9」(ただし初心者にはあまりおすすめしません)

最初の入り口としては、やはり

エピソード4/新たなる希望 → エピソード6/ジェダイの帰還 → エピソード3/シスの復讐

の3本だけで十分だと、理屈コネ太郎は考えています。
この順番でスター・ウォーズの「核」に触れてみて、さらに興味が湧いたら、スピンオフやアニメ、続3部作に手を伸ばしてみてください。


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