日産ノートe-POWER 4WD(以下、ノート)が走行距離10万キロを突破した。
結論から言えば、10万キロ走行しても「ヤレた感じ」がほとんどない。
快適性も高く、実用車としての完成度は非常に高いクルマだと感じている。
本記事では、10万キロ実走行の経験から、
燃費
快適性
耐久性
4WDとしての実力
について、理屈コネ太郎としての正直な感想をまとめてみたい。
なお、ナビの仕様については別記事
「日産ノートe-POWER 4WD の純正ナビのダメさ加減について」で詳しく触れているため、本記事では評価対象としない。
Contents
10万キロ走行して最も驚いたこと
最大の驚きは、10万キロ走っても車体に「ヤレ」を感じないことだ。
ダンパーは5万キロ時点で交換しているため現在の使用距離は約5万キロだが、それを差し引いても車体の剛性感や操作系の精度は新車に近い感触が保たれている。
これまで乗ってきたクルマを振り返ると、
プジョー208(約7万km):全損事故で廃車
シトロエンC3(約8万km):タイミングベルト切れで廃車
シトロエンC3(旧型)(約7万km):トランスミッション故障で廃車
BMW E36 M3(約14万km):小トラブル多発で現在倉庫保管中
多くのクルマは10万キロに近づくと、
エンジン
ミッション
デフマウント
などにわずかな「隙間」や「ガタ」が出てくる。
しかしノートにはそれがほとんどない。
駆動用エンジンやトランスミッションを持たないシリーズハイブリッド構造の恩恵もあるとは思うが、それを差し引いても車体の完成度はかなり高いと感じる。
実燃費はどれくらいか
私の使用環境では、
高速道路9割の使用で平均燃費は約19.8km/Lである。
エアコンは常時使用している。
一般道では都市部のストップ&ゴーが多いが、モーター駆動のため発進は非常にスムーズで、街中でもストレスを感じない。
長距離では一回の走行で150kmほど走ることもあるが、燃費と走行性能のバランスは非常に優秀だと思う。
快適性と乗り心地
ノートの長所としてまず挙げたいのが、運転の疲労が非常に少ないことだ。
電動車特有の
スムーズな加速
静かな走行
発進の扱いやすさ
があり、長時間運転しても疲れにくい。
また、
高速道路
下町の狭い道
山間部の細道
といった様々な環境でも扱いやすく、小回りの良さと見切りの良さは日常使用で大きなメリットになる。
室内空間もよく出来ており、4人が快適に移動できる実用車としての完成度は高い。
4WDとしての実力
4WDの恩恵を強く感じたのは、別記事2024年2月5日 大雪の日のノート4WDの走りっぷりで詳述した降雪・積雪路での素晴らしい走りだ。
多くのクルマが立ち往生する状況の中、
冬用タイヤを装着したノート4WDは、電子制御の働きもありほとんど空転せず安定して走行できた。
ドライ路面で特に印象的なのは、前後輪のトルク分配制御による姿勢安定性の高さだ。
例えば、
ブレーキ時のノーズダイブが少ない
急加速時の後部沈み込みが少ない
など、車体の挙動が非常に安定している。
この点は、実際に長く乗ってみて初めて実感できた部分である。
10万キロでの故障とメンテナンス
10万キロ走行して、特筆すべき故障はない。
また、回生ブレーキの効果により、
ブレーキパッドはほとんど減らない。
納車後3年の最初の車検時でも、パッドの摩耗はほとんど確認されなかった。
タイヤについても、
FF車とホイールが共有できる
小径ホイールも選択可能
といった理由で、比較的リーズナブルなタイヤを選びやすい。
私は冬用タイヤを1インチ小さいホイールに装着して使用している。
タイヤの減りも比較的少なく、
電子制御による空転抑制の効果もあるのではないかと感じている。
唯一の欠点
クルマとしてのノートの唯一の欠点を挙げるなら、
スポーツカー的な要素がほとんどないことだ。
加速は十分速いが、運転そのものの楽しさを追求するクルマではない。
ただし、この点を欠点と感じるかどうかは、
クルマに何を求めるかによって大きく変わる。
ノートe-POWER 4WDはほぼ満点の実用車
ノートe-POWER 4WDは、
燃費性能
快適性
安全装備
積載性
乗り心地
などを総合すると、実用車としてほぼ満点に近いクルマだと思う。
当初は最初の車検前に買い替える予定だった。
しかし10万キロ走行しても「ヤレ」を感じないため、
このまま車検を通して乗り続ける可能性が高い。
日産に期待すること
環境性能とは別の意味で、
日産のシリーズハイブリッド技術はクルマを良くする技術だと感じる。
日産はこれまで、
FRベース4WD(GT-R)
シリーズハイブリッド(e-POWER)
高度なトラクション制御(e-4ORCE)
など、独自の技術を生み出してきたメーカーだ。
最近の決算はあまり芳しくないらしいが、
もっとシンプルに**日産らしい「良いクルマ」**を突き詰めれば、
日産にしか切り拓けない活路は必ずあるはずだ。
実際、日産は他社が太刀打ちできない素晴らしいクルマを作っているのだから。
日産、いいクルマを作っている。間違いない。
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