スポーツカードライビングには、サーキットでの走行とワインディングでの走行の、大きく2つのカテゴリーが存在する…と理屈コネ太郎は認識しています。サーキット走行よりもワインディング走行の方がハードルが低くはじめやすいので、本ページでは、スポーツカードライビングの初心者に向けて、理屈コネ太郎のワインディングの楽しみ方や考え方をご紹介します。
あくまで、理屈コネ太郎の個別ケースですが、読者がスポーツカードライビングを始めるうえで参考にしていただけると幸いです。
Contents
まず景色を堪能する
ワインディングドライブの楽しみのひとつは、景色の美しさを堪能することです。だから、まず人やクルマの少ない時間帯に景色の美しい場所に行きましょう。
季節や時間帯によって様々な表情を見せる景色と路面。それを愉しみながら自由に気ままにマイペースでクルマを走らせる。気に入った景色と出会ったら、安全な場所にクルマをとめて少し眺めてみるのもいい。とても爽快で、心身ともにリフレッシュします。
ワインディングは、稜線を走る部分、渓谷を走る部分、斜面を横断するように走る部分と様々です。同じコーナーはふたつとなく、数秒後には全く違った景色になっている。
同じワインディングに定期的に通うと、季節の移ろい感じられて面白いです。日の当たり具合によっては、乾いていたり、ときには雪が残って凍っていたりする。
理屈コネ太郎は写真撮影も好きなので、思いのままにクルマをとめて景色を撮影して楽しんでいます。
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たまに猿や鹿を見かけたりしますが、絶対にクルマをとめて窓を開けてはいけません。出来るだけ速やかにその場を去りましょう。
自分の自由を守るため他者を尊重する
自由で気ままにマイペースを愉しむ行為だからこそ、色々と気にしなくてはならない事もあります。他の人の自由や気ままなマイペースを邪魔しないこと、地域の人々に迷惑をかけない事、ゴミや騒音を出さない事。そういう気配りが、周りまわって自分の自由で気ままなマイペースを守ってくれます。
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思索を巡らせる
そしてまたワインディングドライブは、思索の時でもあります。それこそ色々な事を考えます。ドライビングの緊張と弛緩の間で、過去を整理し未来に思いを馳せるのに丁度よい精神状態になるのかもしれません。
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もちろん、ドライビングそのもの、ドライビングテクニックそのものにも当然思考は及びます。実行中に考える、考えて実行する。この連鎖もまたスポーツドライビングの楽しみです。
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クルマと一体となる
そしてワインディングを走る何よりの楽しみは、生きた道路でクルマの性能と自分のスキルを存分に味わえる事でしょう。とはいえ、あまりにクルマがハイパワーすぎると、ワインディングではエンジョイできないかも。
理屈コネ太郎の愛車GRヤリスはワインディングを楽しむにはやや過剰な性能ですが、自制心というリミッターが効いているので、問題はありません。また、世界一壊れないクルマを作るトヨタ製ですから、誰もいないワインディングに行くには安心です。
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自分に合った、適度なサイズ、適度なトルク、適度な足回り、そして適度なタイヤ…と言えばそれなりに聞こえますが、ホンネを言えば今持っているちゃんと整備された車検に通るクルマなら、どんなクルマでも十分以上です。
理屈コネ太郎の経験上、ワインディングを走って最も楽しかったのは軽自動車でした。むしろ、その経験こそが今のドライビング人生の扉を開いたのかも知れません。
ワインディングの路面は、舗装が均一でなく、段差もあり、枯れ葉や砂利があって、変化に富んでいます。その瞬間にしか出会えない状況の連続です。その感触を味わいながら、視界の悪いコーナーが連続する道を安全マージンの上限近くでスムーズに運転する。
タイミングが良ければ、何キロも何十キロも、他のクルマと出会わずに、一度も停止することなく、気分よくドライビングを堪能できる。信号もない。
素晴らしき哉、ワインディングドライブ
ワインディングでのスポーツカードライビング、ぜひ一度は経験してみて下さい。タイムアタックもバトルも不要です。自由に気ままにマイペースを楽しんでみて下さい。気になる人は、まずは早朝の短いコースから始めてみてください。
