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GRヤリスで楽しむワインディング|理屈コネ太郎の気付き
GRヤリスで走るお気に入りのワインディング。今回は、そのワインディングドライブを楽しむために理屈コネ太郎がこれまでの経験から得た気づきを共有する。
Contents
追い越しの難しさと先行車との駆け引き
GRヤリス RZ HPは速いクルマだ。そのため、少し真剣に運転するとすぐに先行車に追いついてしまう。片側一車線のワインディングでは簡単に追い越せず、煽っていると誤解されないよう十分な車間距離を保つことが大切だ。
先行車が道を譲ってくれることもあれば、ペースを上げて振り切ろうとする場合もある。コーナーで差を縮め、直線では距離をキープするという駆け引きが楽しい瞬間だ。
上手いドライバーとの出会い
時々、クルマは非力なのに驚くほど速いドライバーに遭遇することがある。技量は彼らの方が上だが、GRヤリスの性能のおかげで距離が広がらずに楽しめる。逆に、後方から追いつかれて自分が先行車になる場合は、安全な場所でできるだけあっさり道を譲る。絶対に意地を張らずに即座に道を譲ることを心がけている。なぜなら追いつかれた時点で、後続車の方が速いのが明白だからだ。
対向車の存在を常に念頭に
絶対にセンターラインを越えないようにするのは当然として、ブラインドコーナーではセンターラインを越えて向かって来る車両が「居るに違いない」と想定して、回避行動がとれるくらいの安全マージンを取って走行する。これも、ワインディングドライブの技術のひとつ。
地域への配慮を忘れずに
ワインディングは公道であり、地域の生活道路でもある。住民への迷惑を最小限に抑えるため、早朝に走行するのが基本だ。季節によっては農作業の開始前の暗い時間帯を選び、往復は避けるようにしている。自車の排気音やスキール音を出来るだけ抑え、スピーディーかつ静かに走り抜ける。事故らず、顰蹙をかわず、できれば誰にも気づかれないのが理想。
モーターサイクルへの配慮
先行車がモーターサイクルの場合、煽っていると思われないよう長めの車間距離を保つ。道を譲ってくれない場合には適当な場所で休憩をとることもある。相手が熟練のライダーなら置き去りにされるだけなので、何の問題もない。ライダーがそれほど速くない場合は、そういう人が走行しているのが公道であると再認識して勉強の機会と捉えている。
自分のクビを絞めない
規制が追加されるの理由は殆どの場合、問題が発生したからだ。その構造を理解すれば、自由や遊びを享受する最良の手段は、他人に迷惑かけず、顰蹙をかわず、警察のお世話にならず、痕跡を残さないように行動することに帰結する。
これまで様々な交通規制や社会機運で取り締まりが厳しくなり、自由な遊びが規制されてしまい自由に遊べなくなった例は数多い。
結論
GRヤリスでのワインディング走行は、他車との駆け引きや地域への配慮など多くのことを考えさせられる時間でもある。ドライビングの楽しさを保ちながら、周囲への思いやりを忘れないことが大切だ。