晴れた週末は、どこへ行っても混雑が予想されます。そんな日は、近所で迷子散歩を楽しんでみるのも一つの方法です。
せっかくの晴れた休日なのだから外には出たい。
しかし 混雑を避けたい という気分の日もあります。
人混みで疲れてしまうのは避けたいからです。
そこでおすすめなのが、近所の散歩です。
しかも意図的に迷子になるくらいいつもと違う道を散歩する。
遠くへ出かける必要はありません。
普段よく知っている街でも、いつもと違う行動をすると、違った光や違った風を体験できます。
Contents
迷子散歩とは何か
迷子散歩とは、意図的にいつもと違う道を選んで歩く散歩です。
普段の生活では、人は効率的に移動します。
最短ルートを歩く
知っている道を通る
いつも同じ店を利用する
こうした行動は合理的です。
しかしその一方で、行動の幅を狭くもします。
しかも、人がいつも同じ道や店を選ぶ理由は、効率だけではありません。
そこには、期待外れを避けたいという気持ちもあります。
知らない店に入れば、思ったほど良くないかもしれない。
入った道の先は行き止まりかもしれない。
だから人は、安心できる道や店を繰り返し選びます。
迷子散歩では、そうした効率や期待外れ回避の枠から少しだけ外に出ます。
気分次第、好奇心の赴くままに、いつもと違う行動をしてみるのです。
もちろん、期待以上の経験もあります。
一方で、期待外れの経験もあります。
しかし迷子散歩では、その期待外れも含めて楽しみます。
期待以上も期待外れもすべて織り込んで、少しだけ好奇心や気分を優先する。
それが迷子散歩の面白さです。
ある意味では、迷子散歩は人生の小さな縮図でもあります。
迷子散歩の楽しみ方
迷子散歩では、普段とは少し違う行動を試してみます。
大げさな冒険である必要はありません。
近所や遠くないところで、いつもと違うことをやってみれば十分です。
いつもと違う店に入る
人はどうしても、知っている店ばかり利用しがちです。
例えば、
いつも丸善に行く
いつも同じカフェに入る
といった習慣があります。
そこで、あえて違う店に入ってみます。
例えば、
いつもは丸善に行くけれど紀伊國屋に行ってみる
気になっていた小さな書店に入ってみる
普段入らない喫茶店に入ってみる
同じ本屋でも、品揃えや店の雰囲気はかなり違います。
それだけでも、散歩の体験は少し変わります。
いつもと違う道を歩く
歩き方を少し変えるだけでも、見える景色は変わります。
例えば、
路地に入ってみる
普段通らない道を歩く
大通りでも反対側の歩道を歩いてみる
近所なのに、あえて迷子になるくらい、いつもと違う道を選んで歩く。
それだけでも、普段は視界に入らなかった店や建物に気づくことがあります。
路地裏の花壇を眺める
迷子散歩では、街の生活の風景が目に入りやすくなります。
路地裏には、
個人の花壇
小さな庭
鉢植え
などがよくあります。
こうしたものは、目的地へ急いでいるときには目に入りにくいものです。
立ち止まって眺めてみると、その街で暮らしている人の気配が感じられます。
撮影散歩やスケッチ散歩
散歩に別の遊びを重ねることもできます。
例えば、
撮影散歩
スケッチ散歩
です。
ただし、ここでいう撮影散歩は、いわゆる映える写真を狙うものではありません。
自分を撮るのではなく、自分が楽しんでいる対象を撮る。
路地、古い建物、光の当たり方、壁や看板の表情など、気になったものを記録するだけで十分です。
あとで見返すと、かなり面白いです。
写真やスケッチをすると、ただ歩くよりも観察が深くなります。
近所の風景を見直す遊びとしても相性がよい方法です。
初めての店に入るときの作法
迷子散歩では、初めての店に入ることもあります。
特に個人経営の小さな店では、少しだけ気を配ることが大切です。
店に入ったら、最初に目が合った店員さんに軽く挨拶します。
見学だけの場合は、
「少し見させてもらってもいいですか」
と一言添えておきます。
これは、自分が安心するためではありません。
店側に安心してもらうための行動です。
個人経営の小さな店では、知らない人が突然入ってくると、店側は一瞬身構えます。
そのとき最初に一言あると、
「誰だこの人」
ではなく、
「話が通じそうなお客さんだ」
と理解してもらいやすくなります。
そうすると、店内を自由に見させてもらえる可能性が高くなります。
相手に安心してもらって、自分の行動範囲を広くする。
これは迷子散歩に限らず、街の中で気持ちよく動くための一つの大切な姿勢です。
近所でも休日は楽しめる
迷子散歩は、遠くへ出かける遊びではありません。
ほんの少しだけ、効率よりも好奇心や気分を優先して歩く遊びです。
晴れた週末、どこへ行っても混雑していそうだと思ったときは、無理に遠出をしなくてもかまいません。
近所や遠くないところで、いつもと違う道を歩き、いつもと違う店に入り、いつも見過ごしているものを眺めてみる。
それだけでも、休日の時間は十分に豊かになります。
晴れた週末は、遠出をしなければ楽しめないわけではありません。
混雑を避けながら外に出たい日には、近所で迷子散歩をしてみるのも悪くありません。