独学ソロセイラーの初マイヨット選び|サイズと扱いやすさのバランス

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はじめに|独学ソロセイラーが最初に考えるべき一点

独学ソロセイラーが初めてマイヨットを選ぶ際、何を基準にすべきか。
理屈コネ太郎の結論は、極めてシンプルである。

「メインセイルを無理なく上げ下げできる範囲で、最大サイズの艇を選ぶこと」

この基準を外すと、
出航準備が億劫になり、疲労が先に立ち、結果としてヨットに乗らなくなる。
本記事では、独学ソロセイラーの視点から、サイズと扱いやすさの現実的なバランスを整理していく。


ヨットサイズとメインセイル作業の関係

ヨットは一般に、マストが高くなるほどメインセイルの面積と船体サイズも大きくなる
そしてそれは、そのままメインセイルの上げ下げ作業の負荷増大を意味する。

ソロでのセイリングを念頭に置くなら、
メインセイルの上げ下げ作業の強度や煩雑さが、自分にとって許容範囲かどうかが、
ヨットを選ぶうえでのキモ中のキモになる。

セイリングにおいて、メインセイルの引き上げは最も体力を使う作業のひとつだ。
ここで無理が生じると、

  • 出航前から疲れている

  • 「今日はやめておこう」と判断しがちになる

といった状態に陥りやすい。

一方で、作業がラクそうだからという理由だけで小型艇を選ぶと、
今度は安全面でのマージンが不足するという別の問題が浮上する。


「ヨットは常に帆走する」は半分正解

ヨットというと、「常にセイルを張って走る乗り物」というイメージを持つ人も多い。
しかし、これは実際には7割程度の理解に留まる。

現実の運用では、

  • セイリングに適した海域まではエンジンで機走

  • 風向・海況・周囲の船舶状況を確認してから帆走に移行

という流れが一般的だ。

独学ソロセイラーにとっては、
安全にセイルを上げられる状況を自分で作れるかどうかが何より重要になる。


メインセイルを上げる瞬間に起きていること

セイリング海域に到達したら、船首を風上に向け、メインセイルを上げる。
このとき独学ソロセイラーは、同時に次の作業を行っている。

  • 周囲の安全確認

  • 進路の維持

  • メインセイルの引き上げ

正直に言えば、セイルを上げる作業中は安全確認がおろそかになりがちだ。
だからこそ、事前に十分なクリアランスを確保しておく必要がある。


進路保持という現実的な課題

進路保持については、オートパイロットの使用が最も簡単で確実だ。

ただし、未搭載艇や簡易的な運用では、

  • ロープ

  • 伸縮性のあるゴムコード

などを使ってティラーや舵を固定する方法も、実用的な代替手段になる。

独学ソロセイラーにとって重要なのは、
「理想的な装備」よりも再現性のある運用である。


セイリングが始まる瞬間

メインセイルを最上部まで引き上げ、
風に対して舵を直角に切る。

すると艇は風下に傾き、スッと走り出す
ここからが、本当のセイリングの始まりだ。

だが、この体験は「そこに至るまでに疲れていないこと」が前提条件になる。


問題はセイリング前に消耗してしまうこと

もしメインセイルを上げる段階で疲れてしまえば、
セイリングそのものを楽しむ余力は残らない。

だからこそ独学ソロセイラーにとっては、

  • 無理なくメインセイルを上げられること

  • 作業が心理的な負担にならないこと

この2点が、ヨット選びにおける最重要条件になる。


メインセイルをラクに上げるための装備という視点

メインセイルをラクに上げるための工夫はいくつか存在する。

  • 電動ウインチの導入

  • 電動工具の活用

  • 摩擦の少ない艤装の採用

  • 筋力を鍛えるという根本的対策

その中でも、できればメインセイルにはボールベアリング式マストトラックが組み込まれたシステムが望ましい

この機構により、ソロでのメインセイルの上げ下げが格段にラクになるからである。
理屈コネ太郎、このシステムを導入した。

独学ソロセイラーにとって、この差は想像以上に大きい。

理屈コネ太郎の場合、帰港のためにセイルをおろして機走に移行しても、まだなんとなくセイリングを続けたいなあ…と思う事がある。これまでのラフブロックをマストの溝の中を走らせるシステムだったので、サイドのメインセイル上げが実にしんどかった。そのしんどさのため、再度のセイリングをあきらめて結局帰港してしまう事も度々あった。


まとめ|「メインセイル上げられる最大サイズ」という考え方

どの方法を選ぶにせよ、
メインセイルの引き上げ作業が苦痛になるようでは、独学ソロセイリングの魅力は半減する

だからこそ、

  • 自分の体力

  • 艤装の内容

  • 実際の作業イメージ

これらを冷静に見極めたうえで、
「無理なくメインセイルを上げ下げできる範囲で最大サイズの艇」を選ぶ

それが、独学ソロセイラーにとって最も現実的で、後悔の少ない初マイヨット選びだと、理屈コネ太郎は考える。

この記事が、独学ソロセイラーの初めてのマイヨット選びの参考になれば幸いである。

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筆者紹介は『理屈コネ太郎の知ったか自慢|35歳で医師となり定年後は趣味と学びに邁進』

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