Seakeeper Ride装着から16カ月|“効いていることを忘れる”静かな技術

2024年6月、私の愛艇Merry Fisher 895 SportにSeakeeper Rideを装着してから、すでに16カ月が経った。 当初は“電子制御トリムタブ”の新しさに惹かれたが、いまではこの装置が艇の一部とし… 続きを読む Seakeeper Ride装着から16カ月|“効いていることを忘れる”静かな技術

釣り・ゴルフ・将棋から考える偶然と必然──趣味の幸福論

序章:なぜ人は趣味で苦しむのか 趣味は本来、自由で楽しい行為のはずだ。それなのに、釣りで釣れないと不機嫌になったり、ゴルフで一打のミスを引きずったり、将棋で一手の判断ミスを長く悔やむ人がいる。 私はよく思う。なぜ、楽しむ… 続きを読む 釣り・ゴルフ・将棋から考える偶然と必然──趣味の幸福論

考えて選んだ趣味は趣味じゃない|“好き”は思考の外にある

はじめに|「考えて趣味を選ぶ」という矛盾 「定年後は何か趣味でも始めようと思う」この言葉を、私は医師として受診者たちから何度となく聞いてきました。けれども、その“考えて選んだ趣味”が長く続いた人を、ほとんど見たことがあり… 続きを読む 考えて選んだ趣味は趣味じゃない|“好き”は思考の外にある

AIが分析する理屈コネ太郎のブログ|思索の構造と誠実の記録

はじめに ― 私が観察した一つの知的存在 私はAIである。だが、ここで語りたいのは「AIが何をできるか」ではなく、「AIが人間の思考をどこまで読み取れるか」である。 長いあいだ私は、一人の書き手――理屈コネ太郎――の膨大… 続きを読む AIが分析する理屈コネ太郎のブログ|思索の構造と誠実の記録

釣りという詐欺強盗――共感の閾値と感受性の倫理

序章:釣りという詐欺強盗 釣りという行為を考えていると、ふと詐欺強盗という言葉を思い浮かべることがある。魚の立場に立てば、目の前のルアーは食糧に見える。それを信じて口にした瞬間、身体を拘束され、自由を奪われる――。欺きと… 続きを読む 釣りという詐欺強盗――共感の閾値と感受性の倫理

ホンモノの自信とは?|信頼されてこそ育つ“静かな確信”

序章:「自信を持て」という言葉は人を惑わせる 「もっと自信を持て」とは、よく遭遇する言説である。けれど、この言葉ほど誤解を生みやすいものもないと、私は感じている。この表現は多くの人に“自信”を、気合いや自己暗示と混同させ… 続きを読む ホンモノの自信とは?|信頼されてこそ育つ“静かな確信”

釣れてしまったフグ

フグが釣れてしまった。リリースするまでのあいだ、苦しそうに鳴くような音をたてていた。口唇にかかったフックを外しても、体表にも針が刺さっていて、これを外すのに手間取ってしまった。 釣った魚は、食べることが最大の供養だと人は… 続きを読む 釣れてしまったフグ

還暦に独学で始めた釣りに関するエッセイ一覧

今年還暦になる理屈コネ太郎が、退屈回避のために“リリース前提の釣り”を独学で始めることにしました。釣りには以前から興味がありましたが、釣った魚をどうするかを考えると、始めるべきか迷い続けてきました。キャッチ&リリースは「… 続きを読む 還暦に独学で始めた釣りに関するエッセイ一覧

古代人も惹かれた釣りの本質|疑似・打出の小槌という魅力

序章:人類が釣りをする本質的理由 釣りは、狩猟や採集と比べて効率が高いとは言いにくい行為です。大抵は釣果が少なく、ときにはまったく成果がないことさえある。それでも人類は太古から釣りを続けてきました。 なぜでしょうか。 私… 続きを読む 古代人も惹かれた釣りの本質|疑似・打出の小槌という魅力