医師は他職種の仕事を理解すべき|助け合いが医療の質と職場を支える

医師は、医療現場で非常に広い範囲の業務を担える資格です。しかし、医師だけで医療機関を効率よく運営することはできません。

看護師、臨床検査技師、診療放射線技師、受付職員、事務職員など、それぞれの職域に習熟した人たちがいるからこそ、日々の医療は成り立っています。

だからこそ医師は、自分の仕事だけを見ていればよいのではなく、他職種が何を担い、どこで負担を抱えているのかを理解する必要があります。自分の手が空いていて、他職種が忙しくしているなら、可能な範囲で手を貸す。その姿勢は、単なる親切ではなく、医療の質と職場全体の働きやすさを支えるものだと『理屈コネ太郎』は考えています。

以下、いつものように『理屈コネ太郎』の管見による私見であることをご銘記のうえ、読み進めてください。

ご存じのように、医師以外が行ってはいけない業務というものがあります。医療現場において、医師は間違いなく最も汎用性の高い資格です。医師が行ってはならない医療現場の業務は、ほとんどないと思います。

しかし、医師だけで広範な医療現場を効率よく運営できるかといえば、そんなことはありません。

看護師、臨床検査技師、診療放射線技師、受付職員、事務職員など、それぞれの職域に習熟した専門職が医療を支えています。

だから、こうした他職種の同僚がとても忙しくしていて、医師である自分の手がたまたま空いているなら、可能な範囲で手伝ってあげればよいのです。

そのためには、普段から職種間の連絡方法や業務の流れを、少しずつ理解するよう心がける必要があります。

何を手伝えばよいのか分からない、どこまで手を出してよいのか分からないという状態では、いざというときに助けることができません。日頃から他職種の仕事に関心を持ち、医療機関全体がどのように動いているのかを知っておくことが大切です。

「自分は医師だから、医師の仕事だけをしていればよい」という考え方も、それはそれで一つの見識だとは思います。

しかし、昨今の厳しい人手不足や採用困難な状況を考えると、このような考え方の医師ばかりがいる医療機関では、職員の求心力を維持できません。周囲の職員に負担が偏り、退職者が増え、やがては経営の継続すら困難になる可能性があると『理屈コネ太郎』は感じています。

医師の周囲には、看護師、臨床検査技師、診療放射線技師、受付職員、事務職員など、多くの専門職がいます。

この人たちの仕事を理解し、必要なときに上手に助けることは、医師としての仕事の質を下げるものではありません。むしろ、自分の診療を円滑にし、患者への対応を改善し、医療機関全体の仕事の質を高めることにつながります。

医師が他職種を助けることは、単なる善意や人間関係上の配慮ではありません。医療を滞りなく動かし、自分自身が医師として良い仕事をするためにも必要なことなのです。

そもそも、威張ってばかりいる医者は、本人もあまり幸せそうには見えないでしょう。

そしてそれは上司・部下、先輩・後輩でも同じです。

多忙な部下を助けない手の空いた上司、困っている後輩を助けない経験ある先輩。

それが明確な教育意図があるならば別ですが、自分の職場での上位性ゆえに他者を助けない人は、あまり役に立たない人と言っていいでしょう。

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作成者: 理屈コネ太郎

元消化器内視鏡医・産業医。現在は社会・人間行動・構造分析をテーマに執筆活動を行う。定年退職後はヨット・ボート・クルマなど趣味と構造研究の日々を過ごす。

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