定年後のセカンドライフを豊かにする極意 ☆ 1人で楽しめる趣味を持つ

はじめに|1人で楽しめることは、自由につながる

1人で楽しむ力を持つことは、セカンドライフを含めた人生を豊かにする極意のひとつである。

理屈コネ太郎は本気でそう考えている。

誰かと一緒に過ごす時間には、その人と共有する楽しさがある。一方、自分の楽しみが常に他人の存在を前提としていれば、自分の時間は相手の都合にも左右される。

一緒に遊ぶ人がいない。予定が合わない。相手の体調が悪い。

そのたびに自分の楽しみまで止まってしまえば、せっかく増えた自由時間を十分に使えない。

自分1人でも機嫌よく時間を使える。

この力があるだけで、人生の自由度はかなり高くなる。


第1章:楽しみを他人に依存すると、自分の時間まで他人次第になる

現役時代は、仕事そのものが多くの人との接点を作ってくれる。

会社へ行けば同僚がいる。取引先がいる。患者や顧客がいる。予定もある。

定年後には、その仕組みが大きく変わる。

時間が増える一方、その時間をどう使うかは自分で決めることになる。

ここで「誰かと一緒でなければ楽しめない」という状態になると、自分の自由時間を使うために、まず相手を探さなければならない。

1人でも楽しめる趣味を持っていれば、思い立ったときに始められる。

本を読む。散歩する。料理する。写真を撮る。文章を書く。工作する。楽器を触る。クルマを走らせる。釣りへ行く。

その日の気分や体調に合わせて、自分で選べばよい。

1人で遊べるということは、自分の時間の決定権を自分で持てるということである。


第2章:遊びの自立を支えるのは、生活の自立である

1人で楽しむためには、自分の日常生活を自分で回せることも大切である。

炊事、洗濯、掃除、買い物。

こうした生活の基本を自分で処理できれば、自分の時間の使い方も自分で決めやすくなる。

生活を1人で回せる人は、

「今日は何をしようか」

という問いから一日を始められる。

生活上の用事を片づけ、その後の時間を好きなことへ使えばよい。

遊びの自立と生活の自立は別の能力だが、どちらも自分の時間を自分で管理するための基礎になる。

セカンドライフの自由とは、時間が余っていることだけを意味しない。

その時間を、自分の意思で使えることである。


第3章:1人で夢中になれる人は、退屈に強い

1人で夢中になれるものがあると、退屈する時間が減る。

これはセカンドライフではかなり大きい。

何かに夢中になると、自然に次の課題が見えてくる。

もっと上手にやりたい。
仕組みを知りたい。
別の方法を試したい。
もっと遠くへ行きたい。
もう少し良いものを作りたい。

そして、その課題を自分で考え、調べ、工夫して越えていく。

この過程そのものが遊びになる。

課題が一つ終われば、また次の課題が見えてくる。

そうしているうちに、一日はかなり短くなる。

1人でいることと、寂しいことは同じではない。

誰とも会わなかった一日でも、夢中になって遊んだ一日なら、その時間は十分に充実している。

1人で遊ぶ力があれば、周囲に人がいるかどうかとは別に、自分の時間を面白くできる。


第4章:趣味はいくつあってもよい

1人で完結できる趣味を、ひとつだけに絞る必要はない。

気分や季節、天候、体調によって遊びを変えればよい。

晴れた日は外へ出る。

雨なら家で文章を書く。

身体を動かしたい日は散歩や運動をし、静かに過ごしたい日は読書や工作をする。

複数の趣味を持っていれば、一つの趣味に飽きたり、一時的にできなくなったりしても、別の遊びへ移れる。

セカンドライフには時間がある。

その時間を一種類の趣味へ集中させるより、興味の向く方向へ気軽に広げていくのも面白い。

理屈コネ太郎が実際の経験から考えた趣味については、別記事「覚醒するほど面白い・楽しいシニア趣味12選|元医師が実体験で厳選!」にまとめている。


第5章:今は1人で新しい趣味を始めやすい

現在は、1人で新しいことを始めるための環境がかなり整っている。

YouTubeには、料理、工作、整備、スポーツ、楽器、写真、動画編集など、さまざまな分野の情報がある。

生成AIを使えば、分からない言葉を調べたり、仕組みを質問したり、自分の理解を整理したりすることもできる。

以前なら、先生を探したり、教室へ通ったり、専門書を何冊も読んだりしていたことを、自宅から始められる。

その分、情報を選ぶ力も必要になる。

YouTubeには非常に優れた解説がある一方、成功体験を一般論として語る人や、意味の薄い情報をもっともらしく説明する人もいる。

情報を集め、自分で考え、実際に試してみる。

この繰り返しまで含めて、1人で趣味を育てる面白さである。


第6章:発信することも、1人で完結する趣味になる

ブログや動画配信も、1人で楽しめる趣味になる。

自分が経験したことを整理する。

調べたことを文章にする。

撮影した映像を編集する。

考えたことを他人に伝わる形へまとめる。

発信する過程では、自分自身の考えも整理されていく。

昨日まで曖昧だったことが、文章を書くことで少し明確になることもある。

記事や動画が少しずつ蓄積していけば、自分が何を考え、何をしてきたのかという記録にもなる。

それ以上に面白いのは、自分の経験や考えそのものが、新しい遊びの材料になることだと思う。


結章:セカンドライフでは、自分で自分を楽しませる

セカンドライフには、現役時代には得にくかったものがある。

時間である。

その時間をどう使うかは、自分で決めることになる。

生活を自分で回す。

自分で遊びを見つける。

分からないことを調べる。

工夫して試す。

飽きたら別のことを始める。

そして、また面白いものを見つける。

1人で楽しめる力とは、自分で自分の時間を面白くできる力である。

誰かと過ごす時間も、その力を持ったうえで楽しめばよい。

セカンドライフを豊かにするために、1人で夢中になれるものをいくつか持っておく。

それだけでも、残された時間の景色はかなり変わると思う。


サイト内の他記事へは下記より

✅ セカンドライフの3大難問|退屈・寂寥感・生活資金不足
✅ 引退医師が提案するセカンドライフ記事一覧
✅ 当サイト内の全記事一覧(最上位ページ)
✅ 著者紹介は理屈コネ太郎の知ったか自慢|35歳で医師となり定年後は趣味と学びに邁進中

作成者: 理屈コネ太郎

元消化器内視鏡医・産業医。現在は社会・人間行動・構造分析をテーマに執筆活動を行う。定年退職後はヨット・ボート・クルマなど趣味と構造研究の日々を過ごす。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です