ンタルカートはなぜ最高の趣味なのか|多くの遊びを経験した私の結論

レンタルカートでサーキットを全開走行するドライバー目線のコックピット。ステアリングを握る両手と前方を走るカートがスピード感と緊張感を伝えている。
ドライバー視点だからこそ伝わる、レンタルカートの激しさと純粋なスピード感。

結論から言うと、還暦までにさまざまな遊びを実際に経験してきた私が、今後ひとつだけ趣味を選ぶなら、レンタルカートです。

スケートボード、モーターサイクル、スキー、クルマ、飛行機操縦、サーフィン、ウインドサーフィン、スキューバダイビング、ボート、ヨット、SUPフォイル。どれにも、その遊びでしか得られない魅力があります。

それでもレンタルカートは、始めやすさ、費用の分かりやすさ、管理された環境で走れる安心感、技術的な奥深さ、そして自分の上達をラップタイムで確認できる公平さのバランスが突出しています。

ここで重要なのは、競技用カートを所有するのではなく、施設の車両を借りて走る「レンタルカート」であることです。車両の購入や保管、運搬、整備を必要とせず、走りたいときにサーキットへ行き、自分の技術と向き合えます。

本記事では、還暦を迎えた元医師である私の経験と価値観を前提に、なぜレンタルカートを総合的に最も優れた趣味だと考えるのかを、これまで経験してきた遊びと比較しながら説明します。

これまでに経験してきた趣味

はじめに、レンタルカートと比較する対象として、これまで私が経験してきた遊びを挙げてみます。

  • スケートボード
    小学生の頃から始め、今でも時折乗っています。
  • モーターサイクル
    一般道でのワインディング走行やツーリングを楽しみました。サーキット走行は未経験で、現在はほぼ完全に休止しています。
  • スキー
    中学生から高校生にかけての約3年間、かなり熱心に取り組みました。現在は数年に一度程度です。
  • 四輪車
    旧車を含め、一般道、ワインディング、サーキットで楽しんできました。現在も続けています。関連記事GRヤリス完全ガイド|6MT・8DAT比較と実走レビュー100超記事まとめに詳述していまs。
  • 飛行機操縦
    若い頃に米国で免許を取得し、単発エンジン、有視界飛行、固定脚の機体を操縦しました。帰国後は縁遠くなり、免許も失効しています。
  • サーフィン
    約2年間続けましたが、趣味として楽しむには少し時間がかかりすぎると感じ、断念しました。
  • ウインドサーフィン
    こちらも約2年間続けましたが、利用していたショップからの激しい営業に嫌気が差し、やめました。
  • スキューバダイビング
    500本以上潜りました。相性がよく、長く楽しめた趣味ですが、やや飽きたため現在は一旦休止しています。
  • ボート
    現在進行形の趣味です。
    関連記事:ボート歴ゼロから30ftへ|独学ソロ運用の実体験全記録一覧
  • ヨット
    こちらも現在進行形です。
    関連記事:独学でソロセーリング|ビギナーに役立つヨット操船・維持管理の記事一覧
  • SUPフォイル
    現在も取り組んでいます。
    関連記事:SUP-FOILとの出会い|海を飛ぶ感動の世界

そして、レンタルカートです。

ここでは「カート」ではなく、レンタルカートであるところが重要です。

これらの趣味は、危険度、初期投資を含む費用、必要な技術、継続の難しさが、それぞれ大きく異なります。

決して少なくない数の遊びを、実際に自分で体験してきました。

我ながら、よく遊んできたものです。

もし、ひとつだけ選べと言われたら

今後の人生で、たったひとつだけ趣味を続けることが許されるとしたら、私は迷わずレンタルカートを選びます。

理由は明快です。

  • 手軽に始められる
  • 費用が分かりやすい
  • 管理された環境で楽しめる
  • 技術的に奥が深い
  • 上達をラップタイムで確認できる
  • 純粋に面白い

これらをすべて高い水準で満たしている趣味は、ほかに思い当たりません。

もちろん、一つひとつの要素だけを見れば、レンタルカートより優れた趣味はあります。

ボートやヨットには、海へ出る自由と冒険があります。飛行機操縦には、三次元を移動する特別な感覚があります。スキューバダイビングには、日常世界から完全に切り離された水中の体験があります。

しかし、趣味としての始めやすさ、継続のしやすさ、技術の深さ、費用、安全性、面白さを総合的に考えると、レンタルカートが頭ひとつ抜けています。

これまで機会を捉えては、さまざまな遊びに手を出してきました。

それでも、ひとつだけ選べと言われたら、レンタルカートしか思いつきません。

なぜ「カート」ではなく「レンタルカート」なのか

競技用のレーシングカートを所有すると、車両の購入費だけでなく、保管、運搬、整備、消耗品の交換などが必要になります。

セッティングに関する知識も必要です。走行前後の準備にも相応の時間がかかります。

それ自体が面白い趣味ではありますが、気軽に始め、気軽に続けられる遊びではありません。

一方、レンタルカートなら、施設へ行き、料金を払い、用意された車両に乗って走れます。

自分で車両を所有する必要はありません。

保管場所も、運搬車両も、日常的な整備も不要です。

今日は走りたいと思えば走りに行き、続けたければ続け、合わなければやめられます。

この自由さが、レンタルカートを趣味として突出させている大きな理由です。

レンタルカートが突出している理由①|技術の純度が高い

カートは、ドライビング技術の純度が極めて高い乗り物です。

タイムを縮めるためのスポーツドライビングの基本が、そこに凝縮されていると言ってもよいでしょう。

車体は軽く、一般的なクルマにあるような電子制御もほとんどありません。

そのため、ドライバーの操作と車両の挙動との因果関係が、非常に分かりやすく現れます。

ブレーキの踏み方、荷重移動、ステアリングの舵角、走行ライン、アクセルを開けるタイミング。

どれか一つを誤れば、カートの挙動やラップタイムに結果が現れます。

反対に、操作を修正してタイムが縮まれば、何がよくなったのかを比較的明確に確認できます。

ごまかしが利きにくいからこそ、上達も限界も分かります。

奥深く、言い訳の通用しにくい世界です。

レンタルカートが突出している理由②|リスクとコストのバランスがよい

モータースポーツは、一般に費用も危険も大きくなりやすい遊びです。

自分のクルマでサーキットを走れば、車両の購入費、タイヤ、ブレーキ、燃料、走行料金、整備費用などが必要です。事故や故障が起きた場合の負担も小さくありません。

その点、レンタルカートはよくできています。

公道ではなく、管理された専用コースを走ります。もちろん接触、スピン、コースアウトなどの危険がなくなるわけではありませんが、速度を楽しむモータースポーツとしては、安全性を確保しやすい環境です。

費用も、多くの場合は走行時間や走行回数ごとに決まっており、比較的分かりやすい料金体系です。

車両は施設から借りるため、購入費、保管費、運搬費、日常的な整備費はかかりません。

ヘルメットやグローブ、走行用のウエアなどは、自分で用意することもできます。共用品に抵抗がなければ、施設で借りられる場合もあります。

初期投資が小さいため、始める、続ける、やめるという判断のハードルが低いのです。

この気軽さと奥深さの同居は、レンタルカートならではの魅力です。

レンタルカートが突出している理由③|自分のスキルを定量化できる

レンタルカートでは、自分の技術がラップタイムとして示されます。

年齢も、肩書きも、職業も、これまでの自慢話も関係ありません。

その車両、その路面、その状況で、自分は何秒で走ったのか。

示されるのは、それだけです。

もちろん、レンタルカートにも車両ごとの個体差はあります。

エンジンの調子、タイヤの摩耗、ブレーキの感触などが、すべて完全に同一というわけではありません。気温、路面温度、混雑の程度によってもタイムは変わります。

それでも、基本仕様の揃った車両で同じコースを繰り返し走るため、所有車両の性能や複雑なセッティングよりも、自分の操作とラップタイムとの関係に集中しやすくなります。

マシンが悪い、タイヤが悪いといった言い訳を完全になくすことはできません。

しかし、近い条件で繰り返し走れば、今の自分がどの程度なのかは、かなり明確に示されます。

この自己評価の強制力こそ、レンタルカートの最大の魅力の一つだと私は考えています。

速く走れなければ、何かが足りません。

速くなったなら、何かが改善しています。

その現実を、ラップタイムが容赦なく示してくれます。

レンタルカートは一人でも楽しめる

レンタルカートは、一人でも成立する趣味です。

チームを作る必要も、同行者の予定に合わせる必要もありません。

一人でサーキットへ行き、受付を済ませ、走行します。

走行後にラップタイムを確認し、次に何を試すかを考えます。

もちろん、仲間と競い合う楽しさもあります。レース形式のイベントに参加すれば、単独のタイムアタックとは異なる駆け引きも経験できます。

しかし、誰かと一緒でなければ成立しない遊びではありません。

一人で静かに自分の運転と向き合えることも、長く続けやすい理由です。

カートが誤解されやすい現状

近年、カートという乗り物は、街中を走る観光ビジネスによって、サーキット走行とは別の文脈で広く知られるようになりました。

その結果、カート本来のスポーツ性や、ストイックな魅力が伝わりにくくなっているのは、少し惜しいと感じます。

サーキット、特にカート専用コースで走るカートは、単なる観光用の乗り物ではありません。

ブレーキ、旋回、加速、ライン取りを一周ごとに修正し、少しでもラップタイムを縮めようとするモータースポーツです。

操作と判断と結果が直結します。

専用サーキットで走るカートの面白さは、ほかの遊びでは簡単に代替できません。

非常に完成度の高いスポーツであり、同時に奥深い遊びです。

スポーツドライビングに興味があるなら

スポーツドライビングに興味がある方には、ぜひ一度、レンタルカートでタイムアタックを体験していただきたいと思います。

特に、

  • 自分の運転に少し自信がある
  • ワインディングを走るのが好き
  • クルマのサーキット走行に興味がある
  • 自分の運転技術を客観的に確認したい

という方には向いています。

公道やワインディングしか走ったことがない人ほど、カートから学べるものがあるはずです。

公道では、タイムを測ることも、限界を試すこともできません。対向車、歩行者、道路状況など、自分では管理できない要素も多くあります。

レンタルカートなら、管理されたコースで、同じ場所を繰り返し走れます。

ブレーキを変える。

走行ラインを変える。

ステアリングを切るタイミングを変える。

アクセルを開ける場所を変える。

その結果をラップタイムで比較できます。

初めて乗ったときには、恐怖や緊張で、操作と挙動の関係を考える余裕がないかもしれません。

しかし、何度か走っても、操作、判断、結果の因果関係にまったく興味を持てないのであれば、少なくともタイムを追求するスポーツドライビングとは、あまり相性がよくないのかもしれません。

カートは、スポーツドライビングの面白さを、非常に分かりやすい形で見せてくれる乗り物だからです。

結論|現時点で最も面白い趣味はレンタルカート

還暦を迎えた元医師・理屈コネ太郎が、これまで実際に経験してきた遊びのなかで、現時点で最も面白いと考える趣味。

それは、レンタルカートです。

これは、すべての人にとってレンタルカートが最高だという意味ではありません。

あくまで、私の経験、感性、体力、価値観に基づく私見です。

しかし、手軽さ、費用の分かりやすさ、管理された環境、技術的な深さ、ラップタイムによる自己評価、そして純粋な面白さを総合すると、これほどバランスのよい趣味はなかなかありません。

モータースポーツやスポーツドライビングに興味がありながら、まだ何も経験していない方には、レンタルカートを強くおすすめします。

比較的低い費用で始められ、管理された環境で走れます。

車両の購入も、保管も、運搬も必要ありません。

そして何より、最高に楽しめます。


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作成者: 理屈コネ太郎

元消化器内視鏡医・産業医。現在は社会・人間行動・構造分析をテーマに執筆活動を行う。定年退職後はヨット・ボート・クルマなど趣味と構造研究の日々を過ごす。

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