『よくわかる医療社会学』の感想|医療社会学を学び始める入門書として

医療は、病気を診断して治療するという医学的な営みだけではありません。

喫煙や副流煙、アルコール依存、さまざまな依存行動などを考えてみても、身体に起きる現象と、人間関係、制度、文化、社会規範は互いに影響し合っています。医療そのものも、社会から独立して存在しているわけではありません。

医療を一つの社会現象として捉えてみたいと思ったとき、最初に読むテキストとして使いやすいと感じたのが、中川輝彦・黒田浩一郎編著『よくわかる医療社会学』です。

内容がよく整理されていることに加えて、『理屈コネ太郎』が特にありがたいと思ったのは、参考文献が明示されていることです。本書を入口として、興味を持ったテーマから一次文献や専門的な研究へ進んでいくことができます。

喫煙や副流煙、化学物質過敏症、アルコール依存症やスマホ依存症など、人間社会には、身体的な意味での疾病と社会事象として捉えられる問題が相互に作用しているものがあります。

そう考えると、医療を社会事象の一つとして捉えないわけにはいきません。

そのような視点から医療社会学を学び始めるときに、最初の良いテキストになると思うのが、中川輝彦・黒田浩一郎編著『よくわかる医療社会学』です。

本書の内容そのものも優れていますが、なにより参考文献が明示されているところがありがたい。

参考文献をたどって一次情報や原著論文に当たることで、本書に書かれている内容をさらに深く調べることができます。

もし今後、医療社会学を専門的に勉強したくなったときにも、こうして参考文献をたどった経験は大きな財産になると思いま

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作成者: 理屈コネ太郎

元消化器内視鏡医・産業医。現在は社会・人間行動・構造分析をテーマに執筆活動を行う。定年退職後はヨット・ボート・クルマなど趣味と構造研究の日々を過ごす。

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